プロジェクト概要

| プロジェクト名 | 羽尾皮膚科クリニック |
| 所在地 | 東京都品川区 |
| 施工年 | 2016年 |
| 用途・種別 | クリニック |
| 対応内容 | 内装設計・インテリアデザイン |
| URL | https://hao2016.clinic/ |
クリニックが抱えていた想い
お子さんも大人も、明るい気持ちで通える皮膚科に
皮膚科は、お子さんから大人まで幅広い年齢層が来院します。特にお子さんにとって、クリニックは緊張する場所。待合室で不安になり、診察室で泣いてしまうことも少なくありません。
羽尾皮膚科クリニックのインテリアデザインに求められたのは、お子さんが「行きたい」と思えるような明るく楽しい空間と、大人も心地よく過ごせる清潔感の両立でした。
ドムスデザインのアプローチ : 図面を引く前にやったこと
POPカラーで彩る

白を基調にした一般的なクリニックではなく、イエロー・オレンジ・グリーンを軸にしたPOPカラーの色彩計画を策定。お子さんも大人も、来院した瞬間に気持ちが明るくなる空間を構想しました。
柄で空間を変える

ドット、サークル、リーフ、ツリー。空間ごとに異なるパターンの壁紙やカーテンを使い分け、トイレのドアにはカラフルな鳥のモチーフで「Toilet」サインをデザインするなど、サインにまで遊び心を込めています。
楽しさと機能の両立

診察室や処置室は医療空間としての機能性を確保しつつ、壁紙やカーテンの色柄で緊張感を和らげました。医療機器に囲まれた空間でも、色と柄の力で印象が変わる設計です。
ドムスデザインでは、デザインの前に「色彩の戦略」「パターンの使い分け」「機能性と楽しさの両立」を読み解きます。
イタリアで学んだデザイン哲学「いきなり線を引かない」を実践し、本質的な価値を設計に落とし込みます。
コンセプト 「POPカラーで、クリニックが楽しい場所に変わる」

皮膚科クリニックは「通わなければならない場所」。お子さんにとっても、付き添う親にとっても、気が重くなりがちな場所です。
もし、待合室がイエローとオレンジとグリーンのPOPカラーに包まれていたら。受付カウンターがカラフルなキューブ型の椅子に囲まれていたら。トイレのドアにカラフルな木のサインがあったら。「クリニックに行くのが楽しい」と感じるお子さんが増えるのではないか。
「待合室はPOPカラー、トイレはドット柄、診察室はツリー柄。どの空間も、来院した人の気持ちを明るくする」
イエロー、オレンジ、グリーン、ピンク。空間ごとに異なるカラーとパターンで彩られた皮膚科クリニック。クリニックが「楽しい場所」に変わる。それが羽尾皮膚科クリニックの世界観です。
デザインの特徴
1.カラフルなキューブが迎える待合室と受付
待合室にはイエロー・オレンジ・グリーンのキューブ型ソファを配置。受付カウンターは曲線を描くデザインで柔らかな印象に仕上げ、棚にもカラフルなアクセントを添えています。お子さんが座りたくなるキューブ型のソファが、待ち時間を楽しい時間に変えます。
2.空間ごとに表情が変わるパターンデザイン
トイレはイエローの壁にグリーンのドット柄壁紙。処置スペースはオレンジの壁にサークル柄。診察室はナチュラルなツリー柄の壁紙にリーフ柄のカーテン。空間ごとにまったく異なるパターンを使い分け、クリニックの中を移動するだけで気分が切り替わる設計です。
3. 遊び心のあるトイレサインとディテール
トイレのドアには、カラフルな木のモチーフで「Toilet」のサインをデザイン。既製品のピクトグラムではなく、クリニックの世界観に合わせたオリジナルのサインです。こうした細部のこだわりが、空間全体の統一感と遊び心を支えています。
4. 医療空間としての機能と明るさの両立
診察室はデスク・モニター・医療機器を配置しつつ、壁紙とカーテンの色柄で温かみを。処置スペースはオレンジのカーテンで仕切り、ピンクの洗面台がアクセントに。医療空間としての清潔感と機能性を確保しながら、POPカラーで「クリニックらしくない」明るさを両立しました。
結果・成果
POPカラーで、皮膚科が「楽しい場所」に
| 色彩の差別化 | イエロー・オレンジ・グリーンのPOPカラーで一般的な皮膚科と一線を画す |
| パターンの多様性 | ドット・サークル・リーフ・ツリーなど空間ごとに異なるデザイン |
| お子さんへの配慮 | キューブ型ソファ、カラフルなトイレサインなど楽しい要素を随所に |
| 機能性との両立 | 医療空間の清潔感・機能性を保ちながら、明るさと遊び心を実現 |
お子さんから大人まで、来院した人の気持ちを明るくするPOPカラーの皮膚科クリニックが完成しました。ヒロクリニック(美容皮膚科)とは異なるアプローチで、「通いたくなるクリニック」をデザインで実現した事例です。
