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マンション空室対策 大家さん10の心得 その4 共用部分に愛をこめよ!

今日は大家さんの心得その4

共用部分に愛をこめよ!をお届けします。

共用部分とは 占有部分に属さない玄関ホール・廊下・階段等をいいます。

共用部分なんてほとんど取れないよ~と嘆く大家さんも多いと思います。
確かに都内でのマンションでは敷地に対してさほど共用部分が取れないマンションも多く見受けられます。

しかし

大切なのはどんなに共用部分が取れなくても、気持ちの和む場所をつくろう!とする努力です。

例えば、集合玄関に郵便ポストがあるとします。
ポストにチラシが沢山入ることがあるでしょう。
その時にゴミ箱が下に置いてあって捨てられたチラシがはみ出ていて、おまけにこぼれ落ちているようなマンションは・・・・間違いなく空室で困るマンションです。

共用部分に愛をこめるというのは、ポストの周りは美しく整されており、チラシなど落ちていないものです。
ゴミ箱を置くのも良し悪しですね。
置かないで部屋まで持っていって捨ててもらうのも良い手です。

さらにニッチ(壁のくぼみ)などをつくり、オブジェやアートが効果的な照明とともに飾られていたら・・。

それだけでも愛されている実感が沸きます。

地方から上京して賃貸マンションで一人暮らしをするような人は、親元離れて都会で淋しい思いをするわけです。

そんな時に会社から帰って部屋に直行では気分が出ません。
共用部分をどう充実させてあげるかが大事です。

スペースが無いからしょうがないと諦めるなかれ!
いかに小さなスペースでも「このマンションなんか良いね!」
って思ってもらえるかが大事なんです。

それが愛をこめるという意味です!

弊社の事例をひとつご紹介します。

Chicca Kyodo (キッカ経堂) 

東京都世田谷区の10世帯のマンションです。
6年前に設計&デザインをさせていただきました。
オーナーさんは入居者さんに喜んでもらうことに情熱をかけている方で、オープン当初から住んでいる方も多く(引越しをされないのです)満室経営をなさっています。

共用部分として中庭をご希望でしたがスペース的に難しく、中庭の替わりにご提案したのが階段室を共用部分にして吹きぬけを活かし、そこにベンチと香りのする樹木と水の音がするような小さな滝をつくりました。
ちょっとした憩いのコーナーが生まれました。

階段 というややもすると味気ないものをどう楽しく登ってもらえるようにするか、共用部分としての魅力をどうしたら出せるかと考えた結果です。
今は木々も良い感じに成長し、会社から帰った入居者が心和む空間として愛されています。

この事例のように大家さんが入居者さんにどうしたら、楽しんでもらえるかを考えた共用部分というのは愛があり、結果入居者さんから愛されるマンションになります。

空室で悩む大家さん。あなたのマンションには愛がありますか?

今日は共用部分に愛をこめよ!をお届けしました。

ドムスデザインの戸倉でした。

◆参考資料

社会人&大学生が孤独を感じるワケ>>

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