ピアザ花園 テナントビル

プロジェクト概要

プロジェクト名ピアザ花園 テナントビル共用部改修
所在地大阪府東大阪市
施工年2025年7月
用途・種別商業施設
対応内容外装デザイン・インテリアデザイン
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経営者様が抱いていた想い

先代から受け継いだビルを、地域のシンボルに生まれ変わらせたい

先代から引き継がれ、ご家族と過ごされた思い出と歴史が詰まった地。駅前にあり、幅広い層の方が利用するテナントビルを、地域を活性化させる存在にしたい。ビルの価値を上げたい。

しかし、築年数も経ち経年劣化が進んでいました。トイレをはじめ使い方が思わしくない箇所もあり、リニューアル後に貼り紙で注意喚起をするかどうかも課題に。

ドムスデザインへのオーダーは「リーズナブルだけどサプライズも欲しい」というキーワードでした。

ドムスデザインのアプローチ : 図面を引く前にやったこと

ドムスデザインでは、設計図面を引き始める前に徹底的な調査と対話を行います。
このプロジェクトでも、まず「企業のらしさ」を具体的にするところから出発しました。

テーマは「花園」

ドムスデザインは花園ラグビースタジアムの外装「スクラムスクリーン」のパターンをデザインモチーフに選びました。色彩は東大阪市SDGsシンボルカラー、市のロゴのブルー、オーナー企業のブルーグリーン、木調、未来への希望のイエロー。地域と企業のアイデンティティが重なるカラースキームを策定しています。

コスト面の検討

コスパ良くインパクトを与える、テナント様営業中のため工期を短縮する、メンテナンス性を確保する。この3点を方針に、全体ではなくエリアを限定して改修する計画を立てました。

「美しさが宿る」発想

「ゴミがあるところにはゴミが溢れる。美しいところには美しさが宿る」。リニューアルしたことが地域の方にも一目でわかり、ビルに関わる人の意識が変わる。貼り紙ではなくデザインの力で、使われ方そのものを変える発想です。

このように、ドムスデザインでは、デザインの前に「テーマは花園」「コスト面の検討」「美しさが宿る」を読み解きます。
イタリアで学んだデザイン哲学「いきなり線を引かない」を実践し、本質的な価値を設計に落とし込みます。

コンセプト 「生まれ変わる花園」

築年数が経ち、経年劣化が進んだテナントビル。使い方も思わしくない。こうした課題に対して、全面改装で対応すればコストは膨れ上がります。

しかし、もしエントランスに花園ラグビースタジアムと同じスクラムスクリーンのパターンが現れたら。階段がブルーとティールのカラフルな空間に変わったら。トイレが貼り紙ではなくデザインの力できれいに使われる空間になったら。限られた予算でも、ビルの印象は一変します。

「花園ラグビースタジアムのスクラムスクリーンが、テナントビルに。東大阪のアイデンティティで、ビルが生まれ変わる」

地域のシンボルであるラグビースタジアムのモチーフ、東大阪市とオーナー企業のカラー、石と木の質感。これらが一つになって、先代から受け継いだビルに新しい命を吹き込む。それがピアザ花園のリニューアルデザインです。

デザインの特徴

1.スクラムスクリーンが彩る外観とエントランス

ファサードには花園ラグビースタジアムの外装モチーフ「スクラムスクリーン」のパターンを看板デザインに取り入れました。エントランス階段はブルーの踏面にティール色の手すり、木調壁パネルのストライプで一新。ビルに足を踏み入れた瞬間に「花園」を感じさせるデザインです。

2.デザインの力できれいに使われるトイレ

女性トイレはバーガンディの壁に幾何学模様の床と木調アクセント。男性トイレはブルーの壁に同じく幾何学模様の床と木調。洗面所は木調壁パネルに丸い照明を配し、清潔感と温かみを両立しました。「貼り紙」ではなく「美しさ」で使い方を変える。デザインが人の行動を変えた空間です。

3. カラフルな階段とフロアサイン

裏階段はイエローの手すりに塗り替え、各階の壁にブルーやグリーンで大きなフロア番号を。色と数字が一目でフロアを伝え、無機質だった階段が楽しい移動空間に変わりました。廊下もブルーの壁に赤やグリーンのドアで色分けし、ビル全体に統一感のあるカラースキームが行き渡っています。

4. エリアを限定して最大効果を生むコスト戦略

全体を改修するのではなく、経年劣化と相談しながらエリアを限定。ファサードは看板のみ、共用部はエントランス・階段・トイレ・廊下に絞り込みました。コスパ良くインパクトを与え、工期を短縮し、メンテナンス性も確保する。「リーズナブルだけどサプライズも欲しい」というオーダーに、エリア選定の段階から応えています。

結果・成果

リーズナブルなのにサプライズ。先代のビルが地域のシンボルに

コンセプトの実現花園ラグビースタジアムのモチーフで地域アイデンティティを体現
コスト戦略エリアを限定し、リーズナブルにインパクトのあるリニューアルを実現
使い方の改善「貼り紙」ではなく「デザイン」でトイレの使われ方を変える
地域の活性化駅前のテナントビルが地域のシンボルとして生まれ変わる

「リーズナブルだけどサプライズも欲しい」。そのオーダーに、地域のアイデンティティを活かしたデザインとコスト戦略で応えました。先代から受け継いだビルが、花園ラグビースタジアムのモチーフと東大阪のカラーで生まれ変わる。ドムスデザインのバリューアップデザインの最新事例です。

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