プロジェクト概要

| プロジェクト名 | 河口湖アートハウス |
| 所在地 | 山梨県南都留郡(河口湖畔) |
| 施工年 | 2014年 |
| 用途・種別 | 別荘 |
| 対応内容 | 設計デザイン |
お客様が抱えていた悩み
河口湖畔に、イタリアの田舎のような別荘をつくりたい
河口湖のほとり、山々に囲まれた緑豊かな立地。
ここにオーナー様が求めたのは、まるでイタリアの田舎に佇むような別荘でした。
湖と山の自然に溶け込みながら、石と木と手仕事の温もりに包まれて過ごす。
本物のアートに囲まれ、薪ストーブの炎を眺め、湖を望むバスルームで湯に浸かる。
日常の延長ではない、本当の意味での「もう一つの暮らし」をデザインで実現することが求められました。
ドムスデザインのアプローチ ― 図面を引く前にやったこと
トスカーナの田舎家を
河口湖に翻訳する

石積みの外壁、テラコッタの瓦屋根、アーチ型の木製ドア、アイアンの窓格子。イタリア・トスカーナの田舎家が持つ要素を、河口湖の自然環境の中にどう溶け込ませるかを構想しました。湖の対岸から眺めたとき、山と森と湖の間に自然に佇む石造りの建物。「建てた」のではなく「そこにあった」ように見える外観を目指しています。
すべての空間から湖と自然を取り込む

河口湖畔という立地の最大の魅力は、湖と山の眺望です。リビング、ダイニング、バスルーム。すべての主要空間から自然を取り込む窓の配置を計画しました。特にバスルームには大きな開口部を設け、湖を望みながらジャグジーバスに浸かれる空間を構想。自然の中に「浸る」体験を、住まいの設計に組み込んでいます。
本物の素材と手仕事で空間をつくる

石積みの壁、むき出しの木梁、タイルのカウンター、ステンドグラスの窓、キリムのラグ、薪ストーブ。既製品ではなく、一つひとつが本物の素材と職人の手仕事で構成される空間を計画しました。さらに、廊下をギャラリーのように使い、オリジナルのアート作品を随所に配する構想を立てています。
ドムスデザインでは、デザインの前に「異国の建築の翻訳」「自然の取り込み方」「本物の素材と手仕事」を読み解きます。
いきなり線を引かない。まず、河口湖の自然の中にイタリアの田舎家を宿すための構想をつくるのです。
コンセプト 「河口湖のほとりに佇むトスカーナの田舎家」

別荘というと、ログハウスやモダンな建物を想像する方が多いかもしれません。しかし、もし河口湖のほとりに、まるで昔からそこにあったかのようなイタリアの石造りの家が佇んでいたら。扉を開けると、石のアーチの向こうに薪ストーブの炎が揺れ、むき出しの木梁が頭上を走り、壁にはアートが掛けられている。窓の外には河口湖と山々。
「対岸から見ると、山と森に溶け込む石造りの建物。扉を開けると、トスカーナの田舎家。窓の向こうには、河口湖」
石と木とタイルとアイアン。本物の素材だけでつくられた空間に、キリムのラグとアート作品が彩りを添える。湖を望むジャグジーバス、薪ストーブのあるリビング、森を眺めるダイニング。河口湖の自然とイタリアの建築美が出会う、世界にひとつだけの別荘です。
デザインの特徴
1.山と湖に溶け込む石積みの外観
多色の天然石を積み上げた外壁、テラコッタの瓦屋根、アーチ型の木製ドア、アイアンの窓格子とキャノピー。河口湖の対岸から望むと、山と森の緑の中に石造りの建物が静かに佇んでいます。イタリアの田舎家のような佇まいが、日本の湖畔の自然に溶け込む外観です。
2.石のアーチと薪ストーブのリビング
リビングの中心には天然石を組み上げたアーチがあり、その傍らに薪ストーブが据えられています。高い天井にはむき出しの木梁とシーリングファン。白い漆喰壁にキリムのラグ、壁面の書棚、アート作品。タイルの床の上に白いソファとガラステーブルが置かれ、石と木と白が織りなす心地よい空間です。
3.湖を望むジャグジーバスとアートの廊下
バスルームには大きな開口部を設け、河口湖と木立を眺めながらジャグジーバスに浸かれます。モザイクタイルで仕上げた床と周囲のデザインが、リゾートのような贅沢さを。洗面台はダブルボウルにタイルカウンター、木梁の天井にステンドグラスの窓。廊下はギャラリーのように両壁にアートを配し、突き当たりの石壁にはアーチと絵画を飾ったフォーカルポイントを設けています。
4.森を眺めるダイニングと本格キッチン
厚みのある無垢材の一枚板ダイニングテーブルの向こうに、大きな窓から森の緑が広がります。キッチンは木製キャビネットにタイルの壁、ステンドグラスの小窓。エスプレッソマシンも備えた本格仕様です。寝室はむき出しの木梁の下にキリムのラグとアートが彩りを添え、落ち着いた空気に包まれています。
結果・成果
河口湖の自然とイタリアの建築美が出会った、世界にひとつの別荘
| 自然との調和 | 対岸から見ても山と森に溶け込む石造りの外観 |
| 本物の素材 | 天然石・木梁・テラコッタ・タイル・ステンドグラス・アイアンで構成 |
| 眺望の活用 | リビング・ダイニング・バスルームすべてから湖と自然を望める設計 |
| アートとの共存 | 廊下をギャラリーに、各室にアート作品を配した豊かな空間 |
河口湖のほとりに、トスカーナの田舎家のような別荘が誕生しました。石と木と手仕事の温もり、湖を望むジャグジーバス、薪ストーブの炎、アートに囲まれた暮らし。
ドムスデザインのイタリア建築の知恵を日本の自然に融合させた住まいの一つです。










