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ファミール産院君津

院長の杉本雅樹先生は千葉県の館山にファミール産院を開業しています

その館山での成功をモデルに、産院の少ない君津市から要請され新しく2院目をオープンさせることになりました。

杉本先生からのリクエストは、今までの閉ざされたイメージであった産院から、もっと地域に開かれたオープンな雰囲気の産院にしたいとのこと。

また、産科を目指す医師が減っている中で、新人医師の教育の場にもしたいというご要望もありました。

そして、君津市の協力のもとで土地も決まり、振興住宅地の中に産院をつくることになったのですが、地域の人達と共存しながら、どうやって新しいスタイルと産科として必要な動線を作りあげるかが課題でした。

地域に開かれたというコンセプトをどう表現するか

館内に入った途端、待合の先には広場が見えるようにし、そこをメインストリートになるようにと考えました。

同時に、待ち時間を快適に過ごしていただくため、待合と広場を一体化。

そうすることで広場からの陽の移ろいや緑のそよぎを感じながら待ち時間を過ごしてもらうことができるようになります。

メインストリートの一角にはキッズコーナーを設け、子どもが遊べる場所を確保

また、メインストリートを挟んで、地域の人が使えるスタジオを併設。
出産前後のマタニティスクールやヨガ教室、子育て指導などを実施しています。

もう一方のゾーンは診察エリア。
診察室、内診室、妊婦健診室、バックヤードが並びます。
患者さんの動線とスタッフの動線が上手く分離できるように配慮しました。

2013年7月。ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)にて、ファミール産院館山が取り上げられました。
君津市からの期待も大きく、将来的に産科だけでなく産後ケアハウスを増設し、周産期の総合クリニックを目指しています。

二階には13室の宿泊室、レストラン、分娩室、手術室、ナースセンターなどがあります。

宿泊室のインテリアは、ローマ・パリ・コペンハーゲン・京都・バリの5つのスタイルをつくりました。

施工年2013年
種別産婦人科
業務内容新築デザイン
所在地千葉県君津市
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