病院デザインの作り方 事例集

Point in a waiting room 「待合室のポイント」女性が心地よくいられる、五感に訴える環境演出で来院者数2.5倍アップ。病院に行きたくない要因のトップは「待たされる」。待ち時間が1時間を超えると不満度は高まり、結果、その病院への評価に。待ち時間を少しでも快適に過ごせるようおもてなしの心を待合室に取り入れてみましょう。

Case1 待ち時間を短く感じさせるポイントがあります

Case1 待ち時間を短く感じさせるポイントがあります Case1 待ち時間を短く感じさせるポイントがあります Case1 待ち時間を短く感じさせるポイントがあります Case1 待ち時間を短く感じさせるポイントがあります Case1 待ち時間を短く感じさせるポイントがあります Case1 待ち時間を短く感じさせるポイントがあります Case1 待ち時間を短く感じさせるポイントがあります

待ち時間を短く感じさせる
ポイントがあります

人が心地よいと感じる空間づくりのポイントは、五感をすべてに気持ち良く働きかけているかどうかということです。

色彩
実験的に青系色の壁とベージュ系色の部屋で1時間過ごしてもらう実験の結果、ベージュ系の部屋の方が短く感じると言う結果が出ています。今回のcaseは、落ち着いた色彩を基調とするベージュとパープル、ダークブラウン。絵画や照明も取り付けたらそのままではなく、季節ごとに変えることで飽きの来ない空間を作りました。

光と植物
少しでも気持ち良い空間にしたいと、インナーガーデンを作りました。太陽の光と植物を取り入れたことで元気な気持ちが自然に生まれる空間となりました。
これにより待ち時間へのクレームがなくなり、女性患者さんの来院数が2.5倍にアップしました。

レイアウト
当初は細長く伸びた待合室。映画館のように一方方向を向いて並べた椅子に腰かけると、他人の後頭部を見つめることに。スペースに限りのある待合室を、患者さんがストレスなく待てる場所にしたい、そのご希望を受け、大胆にレイアウトを変更しました。患者さんの視線を大きな窓に向けることで視野が広がり、閉そく感を軽減することができました。合わせて視界に入る場所にはアートや植物を配置。患者さんの視線を他の患者さんから逸らすように計算します。時に大胆なレイアウトを用いることは、スペースに制限されない手法です。

Case2 患者さんに新たな価値観を与える

Case2 患者さんに新たな価値観を与える Case2 患者さんに新たな価値観を与える Case2 患者さんに新たな価値観を与える Case2 患者さんに新たな価値観を与える

患者さんに新たな価値観を与える

目立った不調がない人にとっては、予約も来院も面倒で億劫になりがちな人間ドック。その宿泊を旅に出たように感じてもらえたら、積極的な来院が期待でき、患者さんにも楽しんでもらえるのではないか。ドックを楽しみながら過ごすという、これまでのクリニック界になかった革新的な考え方を持ちこみました。
まず、患者さんが最初に訪れる総合受付と総合ラウンジは空間を大きく取り、異国のホテルラウンジのようなイメージでまとめました。
院内には、19の宿泊室、本格シェフのレストラン、天然温泉を引いた大浴場・サウナ・露天風呂、フィットネスジム、専門書が並ぶライブラリー等を用意し、「リゾートしながら人間ドック」というコンセプトを実現させました。
(黒澤病院付属ヘルスパーククリニック)