病院デザインの作り方 事例集

Point of the outward appearance 「受付のポイント」カウンターの作り方で、クリニックの印象が変わる。受付が患者さんにとって関所のようになっていませんか?患者さんがカウンターと待ち合いの椅子を何度も行ったり来たりする光景も珍しくありません。こんなときこそ、デザインの力。カウンターの形状を工夫することで、おもてなしの受付に変わります。

Case1 鈴木慶やすらぎクリニック

Case1 鈴木慶やすらぎクリニック Case1 鈴木慶やすらぎクリニック Case1 鈴木慶やすらぎクリニック Case1 鈴木慶やすらぎクリニック

スタッフの心をカウンターが作る

病院(ホスピタル)の語源である「ホスピタリティ」、おもてなしの心。それに立ち返り、五つ星ホテルの受付のように、1人ひとりにきちんと対応ができる着座タイプのカウンターを設置しました。インテリアも落ち着いたものにし、「丁寧な応対を受けられる」印象を強くしました。このような受付にしたことでスタッフの意識が大きく変わりました。応対や身のこなしがホテルのコンセルジュのように成長しました。さらに患者さんの数も、半年で1.5倍増という結果につながりました。
(鈴木慶やすらぎクリニック)

Case2 鈴木慶やすらぎクリニック

Case2 カウンターの形状がスタッフと患者さんのコミュニケーションをつくる Case2 カウンターの形状がスタッフと患者さんのコミュニケーションをつくる Case2 カウンターの形状がスタッフと患者さんのコミュニケーションをつくる Case2 カウンターの形状がスタッフと患者さんのコミュニケーションをつくる

カウンターの形状が
スタッフと患者さんの
コミュニケーションをつくる

カウンターの作り方で患者さんとスタッフとの距離が思い通りに計れることをご存知ですか? 例えば、立つスタンドタイプは患者さんとの距離はそう近くありません。
しかし、ホテルのコンシェルジェのように対面して座るタイプはもう少し、親密感が 出て、患者さんの距離が近くなります。 このような人間の心理を考えながらデザインをすることが重要となります。
君津のファミール産院さんは、受付が簡単に済む患者さんとそうでない患者さんが混在し、その差が大きいことが問題でした。スムーズに受付を行うために、スタンドと着席の両方を用意した混合タイプのカウンター形式を導入。対話の必要な患者さんは着座の受付へ誘導する動線を作りました。
その結果、カウンターの混雑を解消できただけでなく、患者さんのストレスも軽減。受付を手早く済ませられる患者さんは待ち時間が短縮でき、少し込み入った方の場合は着席してお互いに目線を合わせてお話ができるため患者さんの不安を解消することができました。
(ファミール産院君津)

Case3 今あるものを転じて、新しい風景をつくる

Case3 今あるものを転じて、新しい風景をつくる Case3 今あるものを転じて、新しい風景をつくる Case3 今あるものを転じて、新しい風景をつくる Case3 今あるものを転じて、新しい風景をつくる

今あるものを転じて、
新しい風景をつくる

リニューアルの難しさは、現在の躯体を活かしどうチェンジできるかにあります。 制限も多く特に柱や抜けない壁など欲しくないところにあり、デザインが変わってしまう ということもよくあります。でもこんな方法なら柱があっても邪魔になりません。
ひらたあやクリニックは以前からある建物をリニューアルしたため 院内のレイアウトに制限がありました。しかしそこで敢えて、元からある柱を生かすことで、受付を診察ゾーンとリハビリゾーンとに分ける仕切りとして使うことにしました。圧迫感のある柱は円形にし緑のツタ柄の壁紙で包みました。柱は仕切りの効用だけでなく部屋全体を明るくするインテリアのひとつとなり、そこに新たな風景を生みだしたのです。 業務の効率化はもちろん、院内全体がさらに明るい雰囲気に包まれています。
(ひらたあや整形外科クリニック)