プロジェクト概要

| プロジェクト名 | 金太郎ホーム本社新社屋 |
| 所在地 | 千葉県千葉市(幕張本郷) |
| 施工年 | 2021年 |
| 用途・種別 | オフィスビル(一部マンション) |
| 対応内容 | 外装デザイン・内装デザイン |
経営者様が抱いていた想い
駅前の一等地に、全国のベンチマークとなる社屋を
経営者様が思い描いていたのは、千葉から全国へ発信するベンチマーク企業にふさわしいシンボリックな社屋です。訪れた人が「この会社は何か面白いことをやってくれそうだ」と期待を抱き、働くスタッフにとっては毎日の出社が楽しくなるような場所。
ただ機能的なオフィスビルを建てるのではなく、企業の個性とエネルギーを建物そのもので体現したい。
その想いを受け、ドムスデザインがデザインを担当することになりました。
ドムスデザインのアプローチ : 図面を引く前にやったこと
ドムスデザインでは、設計図面を引き始める前に徹底的な調査と対話を行います。
このプロジェクトでも、まず「企業のらしさ」を具体的にするところから出発しました。
企業のらしさを読み解く

経営者様との対話を重ね、想いを丁寧に聴き取り、デザインの核となる5つのキーワードを導き出しました。
「個性・POPカラー・エネルギッシュ、地域と人を繋ぐ輪、そして未来へ」
このキーワードが、外観から室内インテリアに至るまで、すべてのデザイン判断の基準になっています。
アイデンティティを空間に

コーポレートカラーの赤、ロゴマーク、企業名の頭文字「K」。企業が積み上げてきたブランドの視覚要素を、建築空間のどこに・どう使い、来訪者が受付で何を感じるか、スタッフがトイレに行くたびにどんな気持ちになるか、会議室に入った瞬間にどんな印象を受けるか。空間ごとに「誰が・どこで・何を感じるか」を徹底的に洗い出し、その体験にふさわしいブランド要素の使い方を決めていきました。
外と内をつなぐデザイン

外装に配置した「輪」のモチーフを、会議室の床のタイルカーペット、2階ロビーの窓からの見え方にまで展開。建物の外を見た人が抱く第一印象が、中に入るほど一貫して深まっていく、一つのストーリーとしてつなげる全体構想を、設計前の段階で組み立てました。
このように、ドムスデザインでは、デザインの前に「企業の個性」「コーポレートアイデンティティ」「空間全体の物語」を読み解きます。
イタリアで学んだデザイン哲学「いきなり線を引かない」を実践し、本質的な価値を設計に落とし込みます。
コンセプト 「個性・POPカラー・エネルギッシュ、地域と人を繋ぐ輪、そして未来へ」

オフィスビルは「働く場所」であればいい。多くの社屋はその発想で建てられます。しかし、企業の個性やエネルギーが伝わらない建物は、ただの箱と変わりません。社員にとっても、訪れる人にとっても、記憶に残らない存在になってしまう。ならば、建物そのものが企業のメッセージを発信し続ける存在にできないか、そんな発想から、このコンセプトは生まれました。
「外観を見た瞬間から、この会社の個性とエネルギーが伝わる。中に入るほど、その印象が深まっていく」
赤いロゴのオブジェが迎えるエントランス。「K」を刻んだ受付カウンター。コーポレートカラーで彩られた吹き抜け階段。外装から内装まで貫く「輪」のモチーフ。そして、トイレに行くたびに思わず笑顔になる遊び心。建物のすべてが「金太郎ホームらしさ」を体現するデザインです。
デザインの特徴
1. 駅から一目瞭然のシンボリックな外観
赤いロゴマークを用いた印象的なオブジェが、訪れる人を力強く迎えます。外装には「輪」のモチーフをパネルとして配置。「地域と人を繋ぐ」というコンセプトが、建物の顔そのものになりました。
2.企業の「K」が息づくエントランス
受付カウンターにはロゴの「K」を取り入れたデザイン。 その後ろには、軽やかで絵になるデザイン階段。吹き抜け階段はコーポレートカラーの鮮やかな赤で彩り、輸入照明がアクセントを添えます。 来訪者を迎える最初の空間に、企業の個性とエネルギーを凝縮しました。
3. 集中とエネルギーのバランスを考えたオフィス
柱には元気の出るアクセントカラー。 会議室の床には、外観と同じ「輪」のモチーフでタイルカーペットを貼り分け、ライムグリーンがポイントに。2階ロビーからは外装パネルの輪が見え、外のテーマが自然に内へとつながります。
4. 行くたびに笑顔になれるトイレ
スタッフトイレは、猫にサングラスの壁紙にミラーを貼った遊び心のある空間。来客用トイレは、あえて顔を半分にしたインパクトあるデザイン。眼鏡部分がそのままミラーになり、鏡としてちょうど良い高さに。
4. 発想を刺激するプレゼン・セミナー空間
大画面を備えたプレゼンルームは、モダンでスタイリッシュに。床にもコーポレートカラーの赤で大きな輪を。セミナールームでは、シンプルなLED照明をジグザグに配置。 照明の並べ方ひとつで、リズム感のある空間に変わります。
結果・成果
企業の個性が、建物のすべてに息づいている。
| 外観の存在感 | 駅から一目瞭然のシンボリックなファサード |
| デザインの一貫性 | 外装の「輪」を内装まで貫く統一コンセプト |
| 企業ブランディング | ロゴ・コーポレートカラーを空間全体で表現 |
| 来訪者への印象 | トイレまで遊び心を込めた「期待感」のある空間 |
外装から内装、エントランスからトイレまで。 すべての空間に「金太郎ホームらしさ」が息づいています。訪れる人も、働くスタッフも、この建物に触れるたびに企業の個性とエネルギーを感じる。 そんな新社屋が完成しました。













