VINMEC SANNO MEDICAL CHECKUP CENTER(ベトナム)

プロジェクト概要

プロジェクト名VINMEC SANNO MEDICAL CHECKUP CENTER
所在地ベトナム・ハノイ(VINグループの街区内)
施工年2019年
用途・種別総合健診センター
対応内容インテリアデザイン

クリニックが抱いていた想い

ベトナム・ハノイに、日本品質の健診センターをつくりたい。

ベトナム最大の民間企業グループ・VINグループがハノイに展開する街区の中に、日本の山王病院と提携した総合健診センターが計画されました。

健康診断は多くの検査を一日で受けるため、待ち時間が長く、検査への緊張もあります。とりわけ婦人科検診や大腸検査など心身に負担のかかる検査では、空間の力で不安や苦しさを少しでも和らげたい。さらにVIP向けの健診コースでは、ホスピタリティを空間で体現する必要があります。日本の医療サービスの質を、インテリアデザインでも伝えること。それがこのプロジェクトの課題でした。

ドムスデザインのアプローチ ― 図面を引く前にやったこと

患者心理を読み解く

健診センターには多様な検査室があり、患者さんの心理状態は検査ごとに異なります。ドムスデザインはまず、各検査で患者さんがどんな不安や緊張を感じるかを洗い出しました。婦人科では「優しさ」、大腸検査の下剤飲室では「苦しさの緩和」、一般診察室では「緊張感の緩和」。空間ごとに解決すべき感情が違うことを前提に、デザインの方針を組み立てています。

四季の庭をモチーフに

検査室ごとに異なるテーマを持たせつつ、施設全体の統一感をどう保つか。ドムスデザインが選んだのは「庭」というモチーフです。花の庭、秋の庭、ガーデン。四季をテーマにした手描きアートを各所に配し、自然の癒しを空間に取り込む構想を立てました。

格を設計する

総合受付フロアはシックな色合いで落ち着きを、一般の待合室は心穏やかに過ごせる色彩配慮を。一方、VIPラウンジ・VIP診察室・VIP診察室廊下には、一般フロアとは明確に異なるグレードの空間を。素材と色彩で「格」の違いを表現し分ける計画を事前に立てました。

ドムスデザインでは、デザインの前に「検査ごとの患者心理」「空間を貫くモチーフ」「格のグラデーション」を読み解きます。
いきなり線を引かない。まず、健診を受ける人の気持ちに寄り添う空間の設計図をつくるのです。

コンセプト 「検査の不安を、庭の癒しに変える」

健康診断は「体のため」とわかっていても、気が重い人が多いのが現実です。待合で名前を呼ばれるとき、検査着に着替えるとき、診察室に入るとき。小さな緊張が一日を通じて積み重なっていきます。

もし、待合室に四季の花が描かれた手描きアートがあったら。診察室が庭のような空間だったら。苦しい検査の部屋が花柄の壁紙に包まれていたら。検査への不安が、少しずつ癒しに変わっていきます。

「健診センターのすべての空間に、庭の癒しを。検査ごとの不安に、花と色彩で応える」

シックな総合受付、四季をテーマにした手描きアートの待合室、花の庭と秋の庭をテーマにした診察室、優しさで包む婦人科、花柄で苦しさを緩和する下剤飲室。検査の種類ごとに、最適な「庭」が用意されている。それがVINMEC SANNO MEDICAL CHECKUP CENTERの世界観です。

デザインの特徴

1. 四季の庭が彩る待合室と診察室

待合室には手描きのアートが並び、四季をテーマにした作品が患者さんの目を楽しませます。診察室は「花の庭」「秋の庭」とテーマを変え、緊張感をやわらげる空間に。心穏やかに過ごせるよう色彩に配慮した待合室と、エレガントなエレベーターホール。施設全体に「庭」のモチーフが息づいています。

2. 検査ごとの不安に寄り添うデザイン

婦人科の中待合は「優しさ」をテーマに、診察室は「ガーデン」をテーマにデザイン。大腸検査の下剤飲室には、苦しさを緩和する花柄の壁紙を採用しました。検査の内容によって患者さんの心理は異なります。その違いに一つひとつ応えるデザインです。ンのこだわりです。

3.VIPフロアのホスピタリティ

VIPラウンジ、VIP診察室、VIP診察室廊下。一般フロアとは明確に格の異なる空間を用意しています。落ち着きのある患者用レストランも含め、健診の合間にも上質な時間を過ごせる空間設計です。

4.海外プロジェクトでの日本品質の実現

ベトナム・ハノイという海外の地で、日本の山王病院と提携した健診センターのインテリアを手がけたプロジェクトです。ドムスデザインのデザイン力が国境を越えて評価された事例であり、海外での医療施設デザインの実績を示しています。

結果・成果

空間ごとのデザイン検査の種類に応じて「庭」のテーマを変えた個別対応
患者心理への配慮婦人科は「優しさ」、下剤飲室は「苦しさの緩和」、診察室は「緊張の緩和」
VIPホスピタリティラウンジ・診察室・レストランで上質な健診体験を実現
海外実績ベトナム・ハノイで日本品質のインテリアデザインを展開

ベトナム・ハノイの地に、日本の医療サービスの質をインテリアデザインで体現した総合健診センターが誕生しました。検査ごとに異なる患者心理に寄り添い、「庭」の癒しで不安をやわらげる空間。ドムスデザインのデザイン力が、国境を越えて医療の現場に届いた事例です。

関連する施工例

| 施工例一覧へもどる |