プロジェクト概要

| プロジェクト名 | 海の見える新築マンションインテリアコーディネート |
| 所在地 | 東京都中央区(ウォーターフロント) |
| 施工年 | 2020年 |
| 用途・種別 | マンション |
| 対応内容 | インテリアコーディネート |
お客様が抱えていた悩み
好きなものを買うと、チグハグになる
ウォーターフロントのマンションを購入し、ゲストを呼んで楽しむライフスタイルを思い描いていたお客様。しかし悩みがありました。
「今まで好きなインテリアを買ってもチグハグで、何かが違うことがあった」
一つひとつは気に入っているのに、空間として見ると統一感がない。その経験から、お客様が求めたのはトータルなインテリア空間でした。モデルルームのように家具からリネン、食器まで揃い、すぐ住める状態。家具から小物セレクトまで、空間をまるごとコーディネートすることが求められました。
ドムスデザインのアプローチ ― 図面を引く前にやったこと
「好き」を引き出す

奄美大島をこよなく愛するお客様。仲間との集いの場として使いたいという要望。ドムスデザインはお客様の「好き」を丁寧に聴き取り、奄美の海の色「嘉鉄ブルー」をコンセプトの核に据えました。個人の趣味嗜好を空間言語に翻訳するところから、コーディネートは始まっています。
島の自然を「木・水・光」に分解する

嘉鉄ブルーという色だけでは空間はつくれません。ドムスデザインは奄美の島の自然を「木」「水」「光」という3つのテーマに分解し、それぞれをインテリアの要素に置き換える構想を立てました。木は一枚板のテーブルと流木のオブジェ、水は嘉鉄ブルーのファブリックとアート、光は流木とガラスを組み合わせたオリジナルのペンダント照明に。
眺望を活かす家具配置を
設計する

隅田川を望むウォーターフロントの立地。この眺望を最大限に活かすため、「景色に背を向ける人を作らない」という原則を家具配置に設定しました。座面低めのソファで目線を下げ、まるで川の上に立っているような感覚を楽しめるように。家具の選定より先に、眺望と人の関係を設計しています。
ドムスデザインでは、デザインの前に「お客様の好きの言語化」「自然のテーマ分解」「眺望を活かす家具配置」を読み解きます。
まず、お客様の暮らし方とこの場所の魅力をつなげる構想をつくるのです。
コンセプト 「嘉鉄ブルーに乾杯」

インテリアショップで気に入ったものを買い揃えても、空間が「チグハグ」になる。多くの人が経験するこの悩みは、個々のアイテムに問題があるのではなく、空間全体を貫く「軸」がないことが原因です。
このプロジェクトでは、お客様が愛する奄美大島の海の色「嘉鉄ブルー」がその軸になりました。
「奄美大島をこよなく愛するお客様の、仲間との集いの場。伝統音楽が今にも聞こえてくるような癒しの空間」
嘉鉄ブルーのファブリック、クリの木の一枚板、流木のオブジェ、オーダーメイドのガラス照明。島の自然を「木・水・光」に分解し、一つひとつのインテリアに置き換えていく。忙しい日常を忘れ、仲間と楽しいひとときを満喫する。それがこの空間の世界観です。
デザインの特徴
1.景色に背を向ける人を作らない家具配置
どこに座っていても大きな空と隅田川ビューを堪能できるレイアウト。座面低めのソファで目線を下げ、まるで川の上に立っているような感覚を演出。眺望を活かすことが、このコーディネートの出発点です。ちゃん連れでもそうでなくても快適に過ごせる設計です。
2.「木」一枚板と流木が生む自然の空気
ダイニングにはクリの木、厚み8cmの贅沢な一枚板テーブル。玄関には流木のオブジェ、トイレには流木の鏡で南国風に、クローゼットの代わりにはしごに掛けるアイデアも。各室に「木」のポイントを配し、奄美の自然の気配を空間に取り込んでいます。
3.「水」嘉鉄ブルーで部屋ごとに海の表情を変える
洋室2部屋はそれぞれ異なる海の色でコーディネート。浅瀬のエメラルドグリーン(水色)と、深い海のコバルトブルー(青)。大島紬をモチーフにした柄や配色もアクセントに取り入れ、ナチュラルなインテリアに色のスパイスを効かせています。
4.「光」流木×ガラスのオリジナル照明
流木とガラスを組み合わせてオーダー製作したペンダント照明。大きさ、かたち、色にこだわったガラス工芸品で、夜には光がまるで波面のような表情を見せます。この空間のためだけにつくられた、唯一無二の照明です。
結果・成果
「チグハグ」から「トータル」へ。暮らし方ごとデザインされた空間
| トータルコーディネート | 家具・リネン・食器・小物まで、すぐ住める状態を一括で提供 |
| コンセプトの一貫性 | 「嘉鉄ブルー」を軸に、木・水・光の3テーマが全空間を貫く |
| 眺望の最大活用 | どこに座っても隅田川ビューを堪能できる家具配置 |
| コストパフォーマンス | ブランド品に頼らず、コーディネートの力で高級感を実現 |
「好きなものを買うとチグハグになる」という悩みが、コンセプトとコーディネートの力で解決されました。嘉鉄ブルーという軸が空間のすべてを貫き、家具から食器、照明、小物に至るまで一つの世界観でつながっています。













