プロジェクト概要

| プロジェクト名 | Hotel Wing International Select 名古屋栄 |
| 所在地 | 愛知県名古屋市中区栄 |
| 施工年 | 2017年 |
| 用途・種別 | ホテル |
| 対応内容 | グランドデザイン |
ドムスデザインのアプローチ ― 図面を引く前にやったこと
「シークレットガーデン」というテーマ構想

博多は「世界の都市」、大阪は「文学」、熊本は「九州の自然×鉄道旅」。名古屋栄で選んだモチーフは「花」でした。ドムスデザインは「シークレットガーデン(秘密の花園)」というコンセプトを構築。ホテル全体を一つの庭園に見立て、各フロアに異なる花のテーマを宿す構想を立てました。
女性のテンションが上がる花と色

薔薇、向日葵、すみれ、桜、ブルースター、紫陽花、チューリップ、ダリア、百合、ラベンダー。花ごとにキーワードを設定し、それぞれが持つ個性をインテリアに翻訳する計画を立てました。花ごとに色彩もムードもまったく異なる。「次はどの花のフロアに泊まろうか」と選ぶ楽しさが、リピートの動機になる設計です。
五感を刺激するデザイン

視覚だけでなく五感に訴えるデザインを構想しました。ロビーにはガーデンをイメージした香り、各客室フロアにはアーティフィシャルフラワー。さらに、エントランスには壁画アーティスト・葛西麻衣氏によるトロンプ・ルイユ(だまし絵)の壁画で12種類の花を描き、庭園にいるような没入感を演出する計画を立てています。
ドムスデザインでは、デザインの前に「コンセプトの構築」「花ごとのキーワード設定」「五感への訴求」を読み解きます。 いきなり線を引かない。まず、ホテルを「秘密の花園」に変える構想をつくるのです。
コンセプト 「シークレットガーデン ~秘密の花園~」

ビジネスホテルの客室は、どの部屋も同じ。それが多くの宿泊者にとっての常識です。しかし、もしエレベーターを降りるたびに違う花の世界が広がっていたら。薔薇のゴージャスなフロア、桜の和モダンなフロア、チューリップのポップなフロア。泊まるたびに違う花園を訪れるような体験ができたら。
「ホテルの扉を開けると、そこは秘密の花園。女性のテンションが上がる花と色で、フロアごとに異なる世界が広がる」
エントランスのトロンプ・ルイユ壁画に迎えられ、ガーデンの香りに包まれるロビー。客室フロアには花のテーマに合わせたアーティフィシャルフラワー。視覚、嗅覚、触覚。五感で花園を体験するホテル。それがHotel Wing International Select 名古屋栄の世界観です。
デザインの特徴
1.トロンプ・ルイユの壁画が迎えるエントランス
壁画アーティスト・葛西麻衣氏が手がけたトロンプ・ルイユ(だまし絵)の壁画が、ホテルの「顔」です。12種類の花が描かれ、まるで本物の庭園にいるような没入感を演出。インスタ映えスポットとしても楽しめるエントランスです。
2.花ごとに異なる世界を持つ客室フロア
各フロアに異なる花のテーマを設定。花ごとに色彩もムードもまったく異なるインテリアが広がります。華やかでゴージャスな薔薇のフロア、和モダンで淑やかな桜のフロア、ポップで楽しいチューリップのフロア、大人の和モダンを感じる藤のフロア。「次はどの花の部屋に泊まろう」と選ぶ楽しさが、リピート宿泊の動機になります。
3. 五感で花園を体験するデザイン
ロビーにはガーデンをイメージした香り。各客室フロアにはテーマの花に合わせたアーティフィシャルフラワーを配置。視覚(壁画・インテリア)、嗅覚(香り)に加え、タオルには肌触りと吸水性に優れたコットン素材を採用するなど、触覚にまでこだわったデザイン。五感を通じて花園を体験する、「シークレットガーデン」ならではの空間です。
結果・成果
| コンセプトの実現 | 「シークレットガーデン」を花のフロアテーマと五感のデザインで体現 |
| リピート動機 | 森・花ごとに異なるフロアで「次はどの花に」という選ぶ楽しさ |
| 五感への訴求 | 壁画(視覚)、香り(嗅覚)、コットンタオル(触覚)で花園を体験 |
博多駅前から始まったHotel Wing International Selectシリーズに、「花」という新しい章が加わりました。世界の都市、文学、自然、そして花。土地が変わるたびに物語が変わる。しかし「泊まること自体を体験に変える」という核は変わらない。名古屋栄では、女性のテンションが上がる花と色で、その哲学を表現しました。
































