病院デザインのつくり方 事例集

株式会社ドムスデザイン代表 戸倉蓉子

病院は
最も大事なゲストである患者を
丁寧にもてなす場になっているだろうか

いかにも施設めいた寒々しい部屋
丈夫なだけがとりえの家具
殺風景な空間

そこに生まれるのは
信頼感だろうか
それとも恐怖感だろうか

── ジェイン・マルキン  

これからのクリニックは生活コミュニティーの中心になる

 過去、ベッド数を増やせば儲かった時代がありました。病院は施設として巨大化・近代化に走り、患者さんの居住性やスタッフの働き心地は二の次にされました。
しかし時代は変わり、これからのクリニックは新しい役割と使命が求められています。
患者さんの支持を得ることは当然なこと。同時にクリニックのある町の人々と共に生きて人や地域に貢献していかねばならないのです。
 患者さんにとって、クリニック・病院は治療するだけでなく、これから先も生きていく力をもらう場所でもあります。家のような温かさや安らぎが求められる時代になりました。 これからの医療施設は、町や人々の中心になって豊かな生活環境を実現させていく役割が求められて行くことでしょう。

デザインの力で医療施設の環境を支える

 「人は感動している時、痛みを感じない」といわれます。「美しい」と感じている時は、痛みを和らげます。
 患者さんに対して高度の医療技術の提供はもちろんですが、患者さんの生命力をさらに高めていただくために、生きる環境を創ることも忘れてはなりません。五感に響く・訴えるデザインを医療現場に用いることで、患者さんの心も健康的に前向きなります。デザインには人を感動させる力があります。このデザインの力で環境や人を支えたいと考えます。

外観のポイント 受付・カウンターのポイント 待合室のポイント インテリアのポイント トイレのポイント 外観のポイント 受付・カウンターのポイント 待合室のポイント インテリアのポイント トイレのポイント